小さな政府と経済成長 2012 5 19

 景気後退下での緊縮財政は、誤りです。
これは、経済学がなかった中世の手法です。
 本来ならば、好景気の時こそ、
景気が過熱しないように、
緊縮財政と規制強化を行うべきもので、
不景気の時は、
財政の拡大と規制緩和を行うべきです。
 それでも政治的な理由で、
景気後退下で緊縮財政を行う必要がある時は、
経済の成長戦略が不可欠です。
 成長戦略なしで緊縮財政をしたら、
ひらすら経済が縮小するだけです。
当然、税収も縮小していきます。
 さて、緊縮財政下での成長戦略として、
大胆な規制緩和が考えられるでしょう。
これは、実績があります。
 ところが、欧州は、大胆な規制緩和を嫌うでしょう。
そういう状況で、欧州版の緊縮財政が行われていますが、
緊縮財政が目指すところは、
最終的には「小さな政府」であり、
「小さな政府」には、「大胆な規制緩和」が不可欠です。
 しかし、欧州は、
「小さな政府」も「大胆な規制緩和」も嫌うでしょう。
それならば、欧州版の緊縮財政はやめたら、どうでしょうか。
 もう一度書きますが、
成長戦略なしで緊縮財政をしたら、
ひらすら経済が縮小するだけです。
当然、税収も縮小していきます。
これは、ギリシャで証明済みでしょう。

























































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